みなさん、こんにちは!業務ハックLabの「よう」です。もうすぐ6月。
梅雨入り前のこの時期、AIエージェントの進化は止まりません!今週はCopilot Studioから、実務担当者に大きく刺さるアップデートが届いています。
📅 2026年5月28日時点の情報です。
本記事はアップデート情報をAIを活用して収集・整理しています
📌 今週の要点(TL;DR)
- Computer-using agents が2026年5月13日に全商用Power PlatformリージョンでGA。APIのないレガシーシステムや社内ポータルをエージェントが画面を見ながら自律操作可能に。Azure Key Vault連携・Purview監査ログでエンタープライズガバナンスも強化。
- Work IQ拡張性(Work IQ A2A APIのパブリックプレビュー公開・REST APIおよびMCP remote serverは近日公開予定)が2026年5月アップデートとして公開。M365のファイル・メール・会議情報にエージェントからリアルタイムアクセス可能に(Microsoft 365 Copilotライセンス必須)。
⚡ 注目: Computer-using agents(PC画面操作エージェント)(新規)
ちょっと前の公開でしたが記事化してなかったので今週のアップデートで書いておきます。
PC画面やWebブラウザを視覚的に認識してアプリを自律操作する「Computer-using agents」が、2026年5月13日より全商用Power PlatformリージョンでGA(一般提供)されました。APIが整備されていないレガシーシステムや社内ポータルでも、エージェントが人間と同じ操作手順でタスクを自律実行できます。
- リリース状態: GA(General Availability)
- リリース日: 2026-05-13
- 対象プラン: 商用Power Platformライセンス全般(GCC・GCC High・DoD は対象外)
- 利用可能モデル: OpenAI CUA、Claude Sonnet 4.5
- 追加機能: Azure Key Vaultによる資格情報管理、セッションリプレイ付き監査ログ、クラウドPCプーリング、マルチステップワークフローへの組み込み
- 参考: Computer-using agents in Microsoft Copilot Studio are now generally available

「画面を見て操作する」——このシンプルな説明が、IT担当者にとってどれほど大きな意味を持つか、ピンと来た方も多いはずです!
従来のRPA(Power Automate デスクトップフローなど)はUI要素のセレクターを事前定義して動かす仕組みのため、画面レイアウトが少し変わるだけでフローが壊れる、という経験をされた方は多いですよね?(あの「朝一でフローが死んでる……」という絶望、なかなかつらいものがあります。)
Computer-using agentsは自然言語の指示と画面の視覚認識で動作するため、UI変更への耐性がそもそも異なります。想定外のダイアログが出れば人間に確認を求める「human-in-the-loop」も設計でき、変動する画面に対してスクリプトを書き直す手間が大幅に減ります。
GAにあわせてエンタープライズガバナンスも大幅に強化されました。Azure Key Vaultで認証情報を安全に管理できるほか、セッションリプレイ付きの監査ログで「エージェントがいつ・何を操作したか」を完全追跡可能です。クラウドPCプーリングにより複数エージェントの並列稼働も実現します。GCC環境はまだ対象外ですが、日本の商用環境では今日から本番利用できます!
💡 活用アイデア: 社内の申請システムへのデータ入力やERPへのトランザクション登録など、「API連携が難しいが操作手順は決まっている」業務の自動化に最適です。「変動耐性が必要か・既存RPAフロー資産をどこまで活かすか」という軸でPower Automateデスクトップフローとの使い分けを検討すると設計判断がしやすくなります。
合わせて知っておきたい既報情報(2026年3月 GA)
今週の収集期間(5月20〜27日)より前に一般提供された機能ですが、Copilot Studioの品質管理と運用基盤を大きく変える重要なアップデートのため、あわせてご紹介します。
① エージェント評価機能(Agent Evaluation)
カスタマイズ可能なテストセットでエージェントの応答品質を本番稼働前・稼働後に継続検証できる「Agent Evaluation」が、2026年3月31日にGAしました。追加ツール不要でCopilot Studioに組み込み済みです。
- リリース状態: GA
- リリース日: 2026-03-31
- 参考: Agent Evaluation in Microsoft Copilot Studio is now generally available
「作ったエージェントは本当に信頼できるか?」——この問いにスケーラブルに答えられるようになった点が大きいです。手動スポットチェックではカバーできない規模のシナリオ検証が、ノーコードで実行できます。
💡 活用アイデア: エージェントの初回リリース前にテストセットを定義し、更新のたびに評価を回す習慣をつけることで、本番環境での予期せぬ回答を大幅に減らせます。
② 新規AIモデルのグローバル一般提供
ChatGPT-5、Claude Sonnet 4.5、Claude Sonnet 4.6、Claude Opusが、Copilot Studioの運用環境エージェントでグローバルGA(GCC環境除く)となりました。用途に応じたモデル選択で推論品質・レイテンシ・コストを最適化できます。
- リリース状態: GA(GCC環境除く)
- リリース日: 2026年3月
- 注意事項: モデルによっては組織の地理的境界外でのデータ処理・保存が伴う場合あり
- 参考: Copilot Studioの新機能
💡 活用アイデア: 複雑な推論が必要なエージェントにはClaude Sonnet 4.6、大量処理・応答速度優先の用途には軽量モデルと使い分けるモデル戦略を検討してみましょう。
Work IQ 拡張性アップデート(REST API・A2A・MCP remote server)(更新)
Microsoft 365 CopilotとCopilot Studioエージェントを接続するWork IQについて、2026年5月のアップデートでWork IQ A2A API(カスタムエージェントがWork IQ知性層へ接続するプロトコル)のパブリックプレビューが公開されました。REST APIとMCP remote serverは近日公開予定です。なお、Copilot Studio同士のAgent-to-Agent(A2A)通信は2026年4月のアップデートでGAを達成しています(Work IQ A2A APIとは別機能)。
- リリース状態: Work IQ A2A API:Public Preview / REST API・MCP remote server:近日公開予定(Coming Soon)/ Work IQ MCP(Copilot Studio内):Preview(2026年3月〜)
- ※ Copilot Studio同士のA2A通信は2026年4月にGA済み(Work IQ A2A APIとは別機能)
- リリース日: Work IQ APIパブリックプレビュー発表:2026-04-30 / May 2026ブログ掲載:2026-05-26
- 対象プラン: Microsoft 365 Copilotライセンス必須
- GA予定: 2026年夏
- 参考: Work IQ MCP の概要 (プレビュー)
Work IQ API の概要 (プレビュー)
Work IQは「M365の中にある情報を、エージェントがリアルタイムで参照しながら動ける仕組み」です。
メールや会議のコンテキストを持ったエージェントが作れるということは、「今日の会議メモを踏まえて、関連する未読チャットへの返信候補を出して」といった、文脈理解を伴う補助がエージェントで実現できるということですよね。
また、Copilot Studio同士のA2A通信はすでに2026年4月のGAで実用段階に入っています。そこにWork IQ A2A APIのプレビューが加わることで、「社内エージェント同士の連携」と「M365知性層へのアクセス」という2つの軸が組み合わさり、マルチエージェント協調の設計の幅が一気に広がります。(REST APIとMCP remote serverのcoming soonも合わせると、今後数か月でWork IQの使い勝手は大きく変わりそうです。)
GA(2026年夏予定)に向けて、どのような業務フローに組み込めるか今のうちに設計を考えておく価値は十分あります!
💡 活用アイデア: Microsoft 365 Copilotライセンス環境なら、Copilot StudioのエージェントにWork IQ MCPツールを追加するだけでM365データへのアクセスが有効化できます。まずはドキュメント検索や会議サマリーの参照といったユースケースから試してみましょう。
今週の所感
今週のCopilot Studioアップデートは、「エージェントが実務の主役になるための基盤が揃った週」として振り返ることになると思います。
Computer-using agentsのGAは、これまでRPAが独占してきた「画面操作の自動化」領域にAIエージェントが正式参入したことを意味します。「RPAで解くべきか、エージェントで解くべきか」という設計判断が、これから現場でどんどん増えていくはずです。Agent Evaluationとモデル選択の自由度が揃ったことで「作って終わり」でなく「計測・改善しながら使い続ける」エージェント運用サイクルが描けるようになった点も、実務導入の観点から大きな変化です。
Work IQのA2A GA・REST APIプレビューは、M365環境を持つ日本企業にとってコストパフォーマンスの高い選択肢です。既存のM365 Copilotライセンスを活かしながら、エージェントに業務コンテキストを持たせる設計を、夏のGA前に仕込んでおきましょう!
それでは皆さん、良い業務ハックライフを~


コメント