【週次まとめ】Copilot Studio アップデート(2026年6月4日〜6月10日)

Copilot Studio
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みなさん、こんにちは!業務ハックLabの「よう」です。梅雨入りしたのに割と良い天気が続いているのはありがたいところではありますが農作物などのことを考えると適切な量の雨は降ってほしい今日この頃です。今週のCopilot Studioは「晴れ」どころか快晴どころかピーカンです!本当に大きなアップデートが来ましたよ。

📅 2026年6月11日時点の情報です。
本記事はアップデート情報をAIを活用して収集・整理しています。

📌 今週の要点(TL;DR)

  • Copilot Studio: 新 agentic orchestrator と刷新された作成インターフェースが2026年6月9日に発表され、early release environments で提供開始。評価性能+20%・トークン消費-50%を達成し、複雑なマルチステップ業務への対応力が大幅向上。
  • Copilot Studio: Microsoft 365およびMicrosoft 365 Copilotユーザー向け最適化エージェント構築機能が2026年6月にパブリックプレビュー開始予定。Visual Creator・Code Interpreter・新ナレッジ種類の活用が可能に。
  • Copilot Studio: エラー・警告・ガバナンス通知の統合ビューがパブリックプレビュー中(2026年5月15日〜)、GA予定は2026年6月。管理者のトラブルシューティング効率化に直結。
  • Copilot Studio: 追加脅威保護機能がパブリックプレビュー中(2025年9月〜)、GA予定は2026年6月。Microsoft DefenderとのBYOP統合でプロンプトインジェクション攻撃をリアルタイム検出。
  • Copilot Studio: 複数ターン会話全体評価機能がパブリックプレビュー中(2026年3月31日〜)、GA予定は2026年6月。会話フロー全体の品質測定が可能に。

⚡ 注目: 新 Agentic Orchestrator と作成インターフェース刷新【新規】

Copilot Studioが2026年6月9日に大規模アップグレードを発表し、新しい agentic orchestrator が early release environments で提供開始されました。新オーケストレーションレイヤーは評価性能+20%・トークン消費-50%を達成し、設定タブが従来の9つから4つに削減された新作成インターフェースとあわせて、複雑なマルチステップ業務の自動化を大幅に強化します。

今週のCopilot Studio最大のニュースはこれです!新しい agentic orchestrator は、新コーディングハーネスとCLIレイヤー上に構築され、命令遵守の強化・長期タスク実行・再帰的タスク実行に対応しています。「再帰的タスク実行」というのは、複雑で動的な問題をエージェント自身が段階的に分解しながら解決できるということ。(これ、従来のクラシックなフロー設計とは根本的に違う次元の話です)

評価性能+20%・正味トークン消費-50%という数値は、コストと信頼性の両面で効いてきます。大量のエージェント呼び出しを行うエンタープライズ環境ほど、この改善のインパクトは大きいはずです。新しい作成インターフェースでは設定タブが9つから4つに絞られ、構築作業が効率化されました。(タブの整理だけでも、初めて触る人の迷いがだいぶ減りそうです)

既存のクラシック体験とは共存可能で、ホームページ上部の「Try now」から新体験に切り替えられます。移行を急ぐ必要はないので、まず新体験を試しながら自分のペースで慣れていけるのはありがたいですね。(古い設定が壊れないのは安心ポイント)

💡 活用アイデア: 複数のシステムをまたぐ承認フローや、条件が複雑なタスク自動化のエージェント構築に特に効果的です。これまで「Copilot Studioでは難しかった」と感じていた長時間・多ステップのプロセスに、まず新orchestratorで挑戦してみる価値があります。


Microsoft 365 / Microsoft 365 Copilot ユーザー向け最適化エージェント構築【新規】

Copilot Studioで、Microsoft 365およびMicrosoft 365 Copilotユーザーを対象とした最適化エージェントを構築できる機能が2026年6月にパブリックプレビュー開始予定です。Visual Creator・Code Interpreter・新しいナレッジ種類の活用が可能になり、M365エコシステムに深く統合されたエージェントを作りやすくなります。

M365ユーザーに向けたエージェントを作る際に、これまではCopilot Studioの汎用的な構成からスタートするしかありませんでしたが、この機能ではM365向けに特化した構成が最初から提供されます。Teamsメッセージ・Exchange受信トレイといったM365固有のナレッジ種類が使えるようになるのも注目点です。

アクセス経路は2つあります。①新規エージェントをM365向けとして最初から構成する方法と、②既存のエージェントをエクスポートして自動的にM365向けに再構成する方法。特に②は、すでにCopilot Studioで動かしているエージェントをM365環境へ展開したいケースに使いやすそうです。(プレビュー開始が楽しみな機能のひとつです)

なお、プレビュー・GA のタイムラインはMicrosoftのポリシーにより変更される可能性があります。

💡 活用アイデア: 社内問い合わせ対応エージェントをM365向けに最適化すれば、Teamsでのやり取りや受信トレイのメール情報を知識源として活用できます。M365をメインの業務基盤にしている組織ほど、エージェントの回答精度が上がる可能性があります。


エラー・警告・ガバナンス通知の統合ビュー表示【新規】

エラー・警告・ガバナンス通知をエージェントの概要タブに一元化した統合ビュー機能が、2026年5月15日よりパブリックプレビューとして提供中です。GA予定は2026年6月で、管理者・作成者双方のトラブルシューティング効率化や、ガバナンス遵守の強化、サポート摩擦の低減に直結します。

  • リリース状態: パブリックプレビュー中(GA予定: 2026年6月)
  • リリース日(プレビュー): 2026-05-15
  • 対象プラン: Microsoft Copilot Studio、管理された環境での利用に特に適した機能
  • 機能概要: 追加の設定・有効化不要で常時有効 / エラー・警告・ガバナンス通知をエージェントの概要タブに統合表示 / ポリシー違反コンポーネントは灰色表示+ブロック理由をインライン表示
  • 参考: エラー、警告、ガバナンス通知の統合ビューを表示する

これまでエラー・警告・ガバナンス通知は別々の場所を確認する必要があり、「どこを見ればいいの?」と迷いがちでした。この機能では、これらがエージェントの概要タブの新セクションに集約されます。さらに、ガバナンスポリシーで許可されていないコンポーネントは視覚的にグレーアウト表示されてブロック理由がインラインで表示されるので、「なぜ動かないのか」がすぐわかります。(これ、デバッグに費やす時間がだいぶ変わりますね)

追加の設定や有効化が不要で常時有効になる点も実務的にありがたいです。

💡 活用アイデア: 情シスやCopilot Studio管理者が複数エージェントの状態を一括確認するのに最適です。コンプライアンス要件が厳しい環境でのエージェント展開前チェックにも、このビューを活用できます。


追加の脅威保護によるセキュリティ強化【新規】

Copilot Studioで構築したエージェントに外部の脅威検出システムを統合できる機能が、2025年9月4日よりパブリックプレビューとして提供中です。GA予定は2026年6月で、Microsoft Defenderや他のセキュリティパートナーとのBYOP統合により、プロンプトインジェクション攻撃(UPIA・XPIA)やデータ流出をリアルタイムで検出・ブロック、または承認制御することが可能になります。なお、Copilot Studioのエージェントには標準でこれらの脅威に対する基本的な保護が備わっていますが、本機能はそれを拡張し、外部システムによる継続的な監視と制御を追加するものです。

  • リリース状態: パブリックプレビュー中(GA予定: 2026年6月)
  • リリース日(プレビュー): 2025-09-04
  • 対象プラン: Microsoft Copilot Studio(生成型オーケストレーション使用エージェントのみ。クラシックエージェントは対象外)
  • 主な数値仕様: Power Platform管理センターで構成(Azure Entraアプリ登録・承認・PPAC設定の3ステップ)
  • 参考: 追加の脅威保護を使用して Copilot Studio エージェントのセキュリティを強化する

エージェントを外部公開する・顧客と対話させるといったシナリオでは、プロンプトインジェクション攻撃のリスクが現実的な課題です。この機能では「独自の保護を持ち込む(Bring Your Own Protection)」アプローチで、Microsoft Defenderや他社セキュリティパートナーをCopilot Studio側で統合できます。

外部の脅威検出システムはエージェントの実行時に動作し、アクティビティをリアルタイムで評価します。疑わしい操作が検出された場合、エージェントのアクションをブロックするだけでなく、承認可否の判断にも介入できるため、より高度な運用ポリシーやコンプライアンス制御が可能になります。

また、外部システムに共有される情報はリアルタイム判断に必要な最小限のデータに限定される設計となっており、セキュリティとプライバシーの両立にも配慮されています。一方で、外部プロバイダーを利用する場合は、そのデータ処理やコンプライアンス要件が自組織の基準を満たしているかを確認する責任が利用者側にある点には注意が必要です。

重要な制約として、クラシックエージェントは対象外です。生成型オーケストレーション使用エージェントのみが対象になります。すでにクラシックエージェントで運用中の場合は、この機能を活用するには生成型オーケストレーションへの移行が前提となる点に注意が必要です。(セキュリティ強化したいからこそ移行を検討するきっかけにもなりそうですが)

💡 活用アイデア: 社外向けに公開するカスタマーサポートエージェントや、機密情報にアクセスできる社内エージェントに対してこの保護を設定することで、セキュリティポスチャを大幅に向上させられます。Power Platform管理センターの設定は3ステップで完結するため、管理者の負担も比較的軽いです。


複数ターン会話全体の評価機能【新規】

単一の応答ペアではなく、複数ターンにわたる会話フロー全体でエージェントの品質を評価できる機能が、2026年3月31日よりパブリックプレビューとして提供中です。GA予定は2026年6月で、複雑なワークフローやカスタマーサービスシミュレーションの精度検証に有効です。

  • リリース状態: パブリックプレビュー中(GA予定: 2026年6月)
  • リリース日(プレビュー): 2026-03-31
  • 対象プラン: Microsoft Copilot Studio
  • 参考: 複数ターンの会話全体を評価する

従来のエージェント評価は「1問1答」の精度測定が中心でした。しかし実際の業務シナリオでは、複数のやり取りを経て初めて問題が浮かぶケースが多いですよね。この機能では、複数ターンのテストケースを使い、グレーダーがターン間の依存関係や累積的な動作も含めて全体の品質を評価します。

これにより、単なる応答精度だけでなく、コンテキストの引き継ぎミスや指示のズレ、会話が進む中での品質劣化といった本番環境で起きがちな問題を事前に検出可能になります。実際の顧客対話に近い形でテストできるため、リリース前の検証精度が向上し、本番リリース後の不具合や修正コストの低減にも寄与するのが大きなポイントです。

特に複数ステップを必要とする複雑なワークフロー、タスク指向エージェント、カスタマーサービスシミュレーションに向いています。本番リリース前の品質確認がより現実に即した形でできるようになる、地味だけど実は大事な強化です。(「テスト通ったのに本番でズレた」という経験がある方に刺さる機能だと思います)

💡 活用アイデア: 複数部署をまたぐ問い合わせ対応エージェントや、段階的な情報収集が必要な申請受付エージェントのリリース前テストに活用できます。会話の流れの中でコンテキストが正しく引き継がれているかを検証するシナリオに最適です。


今週の所感

今週はCopilot Studioの「世代交代」を感じる週でした。6月9日に発表された新 agentic orchestrator と刷新されたUIは、Copilot Studioを単なるチャットボット作成ツールから「複雑な業務プロセスをまるごと任せられるエージェント基盤」へ押し上げる転換点だと思っています。

評価性能+20%、トークン消費-50%という数字はインパクトがありますが、私が注目しているのは「再帰的タスク実行」の部分です。エージェントが自分で問題を分解しながら進めていける設計は、大規模な業務自動化に向けた本質的な進化だと感じます。現時点では early release environments での提供なので、まずは先行リリース環境で試して感触を確かめるのがよさそうですね。

プレビュー中の機能(M365向けエージェント、統合ビュー、脅威保護、複数ターン評価)も6月GA予定のものが揃っており、今月末に向けてさらに動きがありそうです。引き続き追いかけていきます!

それでは皆さん、良い業務ハックライフを~

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