【週次まとめ】Geminiアップデート(2026年7月1日〜7月8日)

Gemini
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みなさん、こんにちは!業務ハックLabの「よう」です。7月に入って七夕も過ぎましたが、まだまだ蒸し暑い日が続きますね。今週はGemini(Gemini Enterprise Agent Platform)まわりで気になる動きが見つかったので、さっそくまとめていきます!

📅 2026年7月8日時点の情報です。
本記事はアップデート情報をAIを活用して収集・整理しています

📌 今週の要点(TL;DR)

  • Gemini Enterprise Agent Platform: Semantic Governance Policies (SGP)がプレビュー公開。自然言語の制約記述でエージェントのツール呼び出しを実行時に検査。
  • Gemini Enterprise Agent Platform: Claude Sonnet 5がModel GardenでGA提供開始。1Mトークンコンテキストに対応。
  • Gemini Enterprise Agent Platform: Advanced AI Safety Addendum関連ドキュメントが更新。Claude Mythos/Fable/高リスクOpusの取り扱いを明文化。

⚡注目: Semantic Governance Policies (SGP)(新規)

AIエージェントのガードレールを自然言語で書ける新しいガバナンス層が登場しました。

Gemini Enterprise Agent Platformに、AIエージェントのツール呼び出しを実行時に検査するセキュリティ・コンプライアンス機能「Semantic Governance Policies(SGP)」がプレビュー公開されています。

  • リリース状態: Public Preview / Pre-GA(プレビュー公開
  • リリース日: 公式ページ上では個別のリリース日は未記載。ページ最終更新日は2026年7月9日 UTC
  • 対象サービス: Gemini Enterprise Agent Platform のエージェント機能
  • 主な数値仕様: ツール呼び出し回数や制約数などの上限は公式ページ上では明記なし
  • 補足として、ネットワークとSGPエンジンの有効化に約20分というセットアップ目安が記載されています。
  • 参考: セマンティック ガバナンス ポリシーの概要

SGPは、エージェントが提案するツール呼び出しを、ユーザーの元の意図、会話履歴、組織が定義したポリシーと照合し、問題がないものだけを許可する仕組みです。違反する可能性があるツール呼び出しは、実行前に拒否されます。
特にポイントになるのが、Natural Language Constraints(NLC)です。これは、プログラミング言語や専用のポリシー定義言語ではなく、平易な自然言語で「許可すること」「禁止すること」を書ける制約ルールです。
また、Agent Gatewayがモデル応答やツール呼び出しをインターセプトし、SGPエンジンがユーザー意図との整合性や組織ルールへの準拠を評価します。制約はエージェント全体だけでなく、特定のツール、さらにはツールのパラメータ単位でも適用できます。
(正直、「自然言語でガバナンスルールを書ける」というのは地味に大きな進化だと思うんですよね。エンジニアじゃなくても、業務ルールをそのまま制約として書けるようになるので)

💡 活用アイデア: 複数のAIエージェントを社内運用している企業なら、「このエージェントには経費精算システムへの書き込みを禁止する」「80ドルを超える返金は自動処理しない」「検証済み住所に対してのみ配送依頼を許可する」といった業務ルールを、自然言語の制約として設定できるようになります。ガバナンス担当者にとって、かなり扱いやすい機能ですね。


⚡注目: Claude Sonnet 5 がModel Gardenで利用可能に(新規)

マルチクラウド環境でClaude Sonnet 5を選べるようになりました。

nthropicのClaude Sonnet 5が、Gemini Enterprise Agent PlatformのModel Gardenで正式提供(GA)されています。Google Cloud環境からModel Garden経由で、Claude Sonnet 5を利用できるようになりました。

  • リリース状態: GA(正式提供)
  • リリース日: 2026年6月30日時点で確認(公式ページ最終更新日)
  • 対象サービス: Gemini Enterprise Agent Platform / Model Garden のパートナーモデル
  • 主な数値仕様: 最大入力トークン 1,000,000、最大出力トークン 128,000、Retirement Date は 2026年12月24日以降
  • 参考: Google Cloud 上の Claude Fable 5

Claude Sonnet 5は、コーディング、AIエージェント、専門的な業務を大規模に実行する用途向けのモデルとして紹介されています。対応入力はテキスト、画像、PDFで、出力はテキストです。また、Web検索、バッチ予測、プロンプトキャッシュ、関数呼び出し、トークンカウント、Computer useなどにも対応しています。
Claude Sonnet 5そのものの機能や特徴は、Anthropicトラックの記事で改めて詳しくお伝えする予定なので、ここでは「Google CloudのModel GardenからGAで利用できるようになった」という点に絞ってお伝えしますね。(マルチクラウド戦略を取っている企業にとって、Google Cloud経由でClaude系モデルを選べる選択肢が増えるのはやっぱり便利だと思います)

💡 活用アイデア: Google Cloud上に業務基盤を持つ企業が、既存のクラウド環境に寄せた形でClaude Sonnet 5を評価・導入しやすくなります。Gemini系モデルだけでなく、Claude系モデルもModel Garden上の選択肢として比較できるようになるのは、モデル選定や用途別の使い分けを考えるうえで地味に大きいポイントです。


Advanced AI Safety Addendum 関連ドキュメント更新(更新)

Google Cloudの不正行為の監視ページが更新され、Advanced AI向けの悪用監視対象がより具体的に明記されました。
Gemini Enterprise Agent Platformの「不正行為の監視」ドキュメントで、Advanced AI Safety Addendumの対象となるモデル・用途として、Claude Mythos(全バージョン)、Claude Fable(全バージョン)、およびAnthropicのCyber Verification Program対象となる高リスクのデュアルユースまたは禁止ユースケースで使われるClaude Opus 4.7以上が明記されています。

  • リリース状態: 公開ドキュメントの更新(既存の不正行為監視に関する説明追加)
  • 更新日: 公式ページ最終更新日は2026年7月9日 UTC
    ※個別の更新日として2026年7月1日を示す記載は、このページ上では確認できません。
  • 対象サービス: Gemini Enterprise Agent Platformで、Advanced AIとして指定された対象Anthropicモデル・機能を利用する組織
  • 主な数値仕様: Advanced AIでは、すべてのプロンプトとレスポンスが不正行為のモニタリング目的で最大30日間保存される場合があります。
  • 参考: 不正行為の監視

前回、セーフティ関連の契約・ロギング仕様が明文化されたという話がありましたが、今回は対象モデルの範囲が、Claude Mythos全バージョン、Claude Fable全バージョン、そして高リスク用途のClaude Opus 4.7以上まで具体的に示された点がポイントです。
Advanced AIに指定されたモデルでは、通常の不正行為監視よりも厳格なモニタリングが行われ、プロンプトだけでなくレスポンスも最大30日間保存される可能性があります。このデータはAI/MLモデルのトレーニングやファインチューニングには使用されないと説明されています。
また、Google Cloud上のAnthropic Claude Fable 5とMythos 5については、Anthropicの要件に従い、不正行為のモニタリングのためにプロンプトとレスポンスをAnthropicと共有する必要があると明記されています。
(この手の話、機能アップデートとしては地味なんですが、契約実務・法務レビュー・情シスの説明責任にはかなり効いてくるやつです。特に「どのモデルを使うと、どこまでログが残り、誰と共有されるのか」は、導入前に整理しておきたいポイントですね)

💡 活用アイデア: Claude Fable 5やMythos 5をGoogle Cloud経由で利用・検討している企業は、プロンプトとレスポンスの最大30日保持、およびAnthropicとのデータ共有が必要になる点を、契約担当者・法務・セキュリティ部門と事前にすり合わせておくとスムーズです。


今週の所感

正直、今週いちばん印象的だったのはSemantic Governance Policiesです。

AIエージェントが自律的にツールを呼び出して業務を進める時代になって、「ガバナンスをどう自然言語で書けるか」が次の競争軸になってきた気がします。これまでのようにIAMやネットワーク制御だけで守るのではなく、「この条件では実行しない」「この業務ルールに反する操作は止める」といった制約を、エージェントの振る舞いそのものに近いレイヤで扱う流れが出てきています。
(僕自身、エージェントに業務ルールを自然言語で渡せる時代が来るとは、想像していませんでした)
Claude Sonnet 5のModel Garden提供開始も、マルチクラウドでAIモデルを選べる時代の象徴的な動きですね。今後は「どのモデルを使うか」だけでなく、「どのクラウド経由で、どのガバナンス・契約・ログ管理の枠組みの中で使うか」まで含めて、設計を考えていく必要がありそうです。
一方で、Advanced AI Safety Addendumまわりの更新を見ると、高性能モデルを使いやすくするだけでなく、その裏側でプロンプトやレスポンスの保持、監視、パートナーとのデータ共有といった運用面の整理も同時に進んでいることがわかります。
つまり今週のアップデートは、「より強いモデルを、より選びやすくする」だけではなく、「エージェントや高度なAIを、企業がどう安全に運用するか」にかなり重心が置かれていた印象です。

それでは皆さん、良い業務ハックライフを~

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