【週次まとめ】Copilot Studio アップデート(5月6日〜5月13日)

Copilot Studio
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みなさん、こんにちは!業務ハックLabの「よう」です。今週はいろいろなアップデートがありましたね。ガバナンス強化・ワークフロー刷新・MCP拡張と、実務直結の変更が揃っています!
一部タイトルの期間中のアップデートじゃないやつも含まれていますがご容赦を~

📅 2026年5月13日時点の情報です。

📌 今週の要点(TL;DR)

  • 新「ワークフロー(Workflows)」機能がパブリックプレビューで登場。AIアクション・エージェントノード・承認ステップを備えた再設計キャンバスUIで、従来のエージェントフローとの共存が可能に。
  • エージェントのセキュリティステータス表示がガバナンス通知を含む形に強化。認証ギャップやDLPポリシーの影響をオーサリング画面から直接調査できるように。
  • Analytics Viewerロールが一般提供(GA)。編集権限なしでエージェントの分析ページへの読み取り専用アクセスを付与でき、チームへの安全な分析共有が実現。
  • ワークフローからMCP(Model Context Protocol)対応ツール(プレビュー)への接続が可能に。DLP・コンプライアンス境界内を維持しながら外部システム横断の自動化が実現。
  • エージェントがCopilot Chat内にリッチなアプリUI(GA)を直接表示。データ確認・レコード更新・承認操作がチャット画面から離れずに完結。

アップデート内容

今週のCopilot Studioは、ガバナンス強化・ワークフロー拡張・アプリ統合の3軸にわたる大型アップデートが集中しました。特にワークフロー機能の刷新は、Power Automateとの役割分担を再考するきっかけになりそうな内容です。


⚡ 注目: 新「ワークフロー(Workflows)」機能と再設計ビジュアルデザイナーの導入(新規)

Copilot Studioに自動化を構築する新アプローチとして「ワークフロー(Workflows)」機能がパブリックプレビューで追加されました。AIアクション・エージェントノード・承認ステップを備えた再設計キャンバスUIで構築でき、従来の「エージェントフロー」は引き続き元のビジュアルデザイナーで利用可能です。

  • リリース状態: Public Preview(プレビュー機能は運用環境での使用を想定しておらず、機能が制限される可能性があります)
  • リリース日: 2026年5月初旬(単独の発表日はよくわからんかったです・・・)
  • 対象プラン: Copilot Studio ライセンス保有者
  • 主な仕様: Workflowsページからエージェントフローとワークフローの両方を作成・管理可能。ワークフローはエージェントをノードとして埋め込み可能(エージェントノード機能: Public Preview 2026年4月1日〜、GA予定 2026年9月)。スタンドアローン実行またはエージェントのツールとしての実行に対応
  • 参考: エージェント フローとワークフローの概要

今回のアップデートで、Copilot Studio内の「フロー」の位置づけが整理されました。従来の「エージェントフロー」はPower Automateライクな操作感で引き続き利用できますが、新しい「ワークフロー」はAIアクションの配置やエージェントへのハンドオフを前提に設計された、次世代的なキャンバスです。(ざっくり言うと「エージェントフロー=今まで通り、ワークフロー=AIネイティブな新しい作り方」という使い分けですね)

まだパブリックプレビュー段階のため本番運用には慎重な判断が必要ですが、この方向性は今から把握しておく価値があります!
ただ今までのUIからはガラッと変わったので慣れるまでちょっと時間はかかりそうですね。

💡 活用アイデア: 社内の承認フローや問い合わせ対応プロセスをエージェントと連携させたい場合、ワークフローのエージェントノードを活用することで「AIが状況を判断→決まったアクションを実行」という組み合わせがローコードで実現できます。Power Automateで構築中の既存フローとの使い分けを、設計段階から意識してみてください。


⚡ 注目: オーサリング画面へのガバナンス通知統合「Agent Status」セクションの追加(更新)

Copilot Studioの作成画面の「概要」タブに、エラー・警告・ガバナンス通知を一か所に集約した新しい「Agent Status」セクションがパブリックプレビューで追加されました。認証ギャップやDLPポリシーの影響を含むガバナンス上の問題を、オーサリング段階で即座に特定・調査できるようになっています。

  • リリース状態: Public Preview(GA予定: 2026年6月。なお基本的なセキュリティステータス表示は2025年7月31日GA済み。今回の機能はその拡張として、ガバナンス通知を含む統合ビューを新設するもの)
  • リリース日: 2026年5月(リリースプランに記載)、2026年5月11日に公式ブログで広報
  • 対象プラン: Copilot Studio ライセンス保有者
  • 主な仕様: ポリシー違反により使用できないコンポーネントはグレーアウト表示され、何がブロックされているかとその理由がインラインで表示される。エラー・警告・ガバナンス通知が概要タブの一か所に集約される
  • 参考: エラー、警告、ガバナンス通知の統合ビューを表示する
       New and improved: Agent governance, intelligent workflows, and connected app experiences

エージェントのセキュリティステータス表示自体は2025年7月から提供されていた機能です。今週のアップデートで、エラー・警告・ガバナンス通知をオーサリング画面の概要タブにまとめて表示する「Agent Status」セクションが新たに追加されました。(「作った後に管理画面で気づく」から「作りながら気づく」への進化ですね)
まだパブリックプレビュー段階ですが、GA予定は2026年6月と近いため、今から動作を確認しておく価値があります!

💡 活用アイデア: エージェントを本番公開する前のチェックリストに、ステータス表示の確認ステップを組み込むと、後から管理画面で問題を発見するリスクを減らせます。M365環境では管理者とメーカーが別々の場合も多いため、メーカー自身がリスクを可視化できる点がガバナンス的に有効です。


⚡ 注目: Analytics Viewerロールの一般提供(GA)(新規)

エージェントの分析ページへの読み取り専用アクセスを付与できる「Analytics Viewerロール」が一般提供(GA)となりました。編集・設定・公開の権限なしに分析データだけを共有でき、アナリストや業務担当者への安全な情報共有が実現します。

Analytics Viewerロールは地味に見えて重要な機能です。分析担当者やビジネス担当者に「見るだけ」の権限を付与できる要件は、エンタープライズ環境では必ず出てきます。今まではエージェントの分析データを確認させるために、オーサリング権限ごと渡すしかなかったケースが解消されます!

💡 活用アイデア: エージェントのパフォーマンスデータを業務部門と共有したいが設定変更リスクを排除したい、というケースにそのまま使えます。M365環境では管理者とビジネス担当者の役割分離が重要になるため、エージェント展開時の権限設計に組み込んでみてください。


⚡ 注目: ワークフローでのMCP(Model Context Protocol)対応ツール接続(プレビュー)(新規)

Copilot Studioのワークフローが、MCP(Model Context Protocol)対応ツール(現在プレビュー)への接続に対応しました。MicrosoftのセキュリティポリシーとDLPコンプライアンス境界内を維持しながら、外部システムをまたいだ自動化とユーザー承認ステップを組み込んだガバナンスされたプロセスが実現できます。

  • リリース状態: Public Preview(GA予定: 2026年10月)
  • リリース日: 2026年5月11日(公式ブログ公開日)
  • 対象プラン: Copilot Studio ライセンス保有者
  • 主な仕様: ワークフロー内でDLPポリシーの一貫適用が可能。MCPはこれまでエージェント(会話ノード)側での対応が中心だったが、今回ワークフロー(自動化フロー)にも拡張。管理者向けの集中管理環境が導入され、ポリシー可視性が確保される
  • 参考: Agent governance, intelligent workflows, and connected app experiences

以前からCopilot StudioのエージェントはMCPサーバーへの接続に対応していましたが、今回はその対象が「ワークフロー(自動化フロー)」にも拡大されました。エージェントが「会話で判断する部分」だとすれば、ワークフローは「処理を実行する部分」。(その実行エンジン側もMCP対応になった、と整理するとイメージしやすいと思います)

DLPポリシーと連動した外部ツール接続はエンタープライズ案件で必ず出てくる要件です。プレビュー段階ではありますが、早めに動きを把握しておく価値があります!

💡 活用アイデア: ServiceNowやSalesforceなど既存の外部システムをMCPサーバー経由でワークフローに組み込むことで、従来はコネクタ開発が必要だった連携が、ガバナンス制御を維持しながらシンプルに実現できる可能性があります。Power Automateの既存フローとの役割整理を検討中の方は注目です。


Copilot Chat内でのインタラクティブなアプリ体験の表示(新規)

Copilot Studioで構築されたエージェントが、データ確認・レコード更新・承認操作といったリッチなインタラクティブアプリUIをCopilot Chat内に直接表示できるようになりました(GA)。ユーザーはCopilotの会話から離れることなくビジネスアプリの操作を完結できます。

「エージェントに聞いたら答えてくれたけど、結局アプリを開いて操作しなきゃいけない」という体験のギャップを埋める機能です。Copilot Chatの画面内でそのままデータを確認・更新・承認まで完結できるのは、日常業務の文脈でかなりインパクトがありますね!

💡 活用アイデア: 例えば「承認依頼が来たとき、Copilot Chatから直接承認ボタンを押せる」という体験が実現できます。M365 Copilotをすでに展開している組織では、Power AppsやDataverseのデータと組み合わせることで、業務アプリへの遷移を減らした統合体験の設計に役立ちます。


今週の所感

今週のCopilot Studioは「ガバナンスなくして拡張なし」というメッセージを強く打ち出したアップデートでした。ワークフロー機能の刷新とMCP対応拡張は技術的に注目ですが、エージェントステータスの可視化強化やAnalytics Viewerロールといった「安心して運用できる基盤」の整備が同時に進んでいる点が、個人的には最も評価できる部分です。

(正直、エージェントや自動化が増えると「これ誰が作ったの?今どんな状態?」という管理の問題が必ず出てきます。それをツール側で解決しようとしているのは、実務観点からすごくありがたい方向性だと思います)

Power Automateを活用されている読者の皆さんは特に、「ワークフロー vs エージェントフロー vs Power Automateクラウドフロー」の使い分けを今後の設計指針として整理しておくことをおすすめします。Copilot StudioとPower Platformの境界線は今まさに再定義されているタイミングですね!

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