みなさん、こんにちは!業務ハックLabの「よう」です。5月も中旬に差し掛かり、日差しが夏らしくなってきましたね。今週はGemini・Google Cloud AI方面から、実務に直結する2本のアップデートをお届けします!
📅 2026年5月13日時点の情報です。
📌 今週の要点(TL;DR)
- Google Cloud: Vertex AIが「Gemini Enterprise Agent Platform (formerly Vertex AI)」へリブランド(4月22日発表)。エンタープライズ向けエージェント基盤として再定義。Vertex AI SDK生成AIモジュールは2026年6月24日に削除予定のため、SDK利用者は早急な移行確認が必要。
- Gemini API:
gemini-3.1-flash-liteが2026年5月7日にGA。速度・コスト効率に最適化されたGemini 3シリーズの軽量モデルが正式版に到達。$0.25/$1.50(入力/出力、1Mトークンあたり)で大量処理が可能に。
Google Cloud / Gemini
⚡ 注目: Gemini Enterprise Agent Platform(旧Vertex AI)へのリブランド(新規)
GoogleのAI・機械学習開発プラットフォーム「Vertex AI」が、2026年4月22日のGoogle Cloud Next 2026にて「Gemini Enterprise Agent Platform (formerly Vertex AI)」へリブランドされました。エンタープライズ向けエージェントの構築・スケール・ガバナンス・最適化を一元的に担う包括プラットフォームとして再定義されており、既存のVertex AI機能はすべて継承されます。ただし、Vertex AI SDK(生成AIモジュール)は2026年6月24日に削除予定であり、SDK利用者には移行対応が必要です。
- リリース状態: GA(名称変更・リブランド、Google Cloud Next 2026にて発表)
- 発表日: 2026-04-22
- 対象プラン: Google Cloud(エンタープライズ向け)
- 変更内容: 製品名「Vertex AI」→「Gemini Enterprise Agent Platform (formerly Vertex AI)」
- SDK移行期限: Vertex AI SDK生成AIモジュール(
vertexai.generative_models等)は2026-06-24に削除。移行先はGoogle Gen AI SDK - 移行ガイド: Vertex AI SDK 移行ガイド
- 参考: Introducing Gemini Enterprise Agent Platform, powering the next wave of agents
「Vertex AI」という名前に長年親しんできた方には戸惑いがあるかもしれませんね。プラットフォームとしての機能は継承されますが、コードで使っている方にはSDK移行という実務的なアクションが伴います。(名前が変わっただけと思って安心していると、6月24日に突然コードが動かなくなる可能性があります。今週中に影響範囲の確認をおすすめします)
💡 活用アイデア: まずは vertexai.generative_models など生成AIモジュールを使っているコードを棚卸しし、公式移行ガイドに沿ってGoogle Gen AI SDKへの書き換えを進めましょう。Power AutomateやLogic AppsでVertex AI連携しているカスタムコネクターがある場合も、合わせて確認が必要です。
⚡ 注目: gemini-3.1-flash-lite の一般提供(GA)開始(新規)
速度・スケーラビリティ・コスト効率を最適化したGemini 3.1 Flash-Liteの安定版モデル gemini-3.1-flash-lite が、2026年5月7日に一般提供(GA)を開始しました。大量トラフィック・低レイテンシ用途に最適化されており、Gemini 3シリーズの中でもっともコスト効率の高いモデルとして位置づけられています。
- リリース状態: GA
- リリース日: 2026-05-07
- 対象プラン: Gemini API(Google AI Studio / Vertex AI経由)
- モデルID:
gemini-3.1-flash-lite - 特徴: 速度・スケーラビリティ・コスト効率に最適化 / 大量トラフィック・低レイテンシ用途向け / Gemini 3シリーズ最高コスト効率
- 価格: 入力 $0.25 / 出力 $1.50(1Mトークンあたり)
- コンテキストウィンドウ: 1Mトークン
- 参考: Gemini 3.1 Flash-Lite is now generally available on Gemini Enterprise Agent Platform
GA版へのグレードアップにより、本番環境での安定した利用が保証されますね。バッチ処理や高頻度のAPI呼び出しが前提のシステムにとっては、コストを抑えながらSLAの品質保証が得られる大きなステップアップです。(プレビューから使っていた方もいると思いますが、GAになったことで「本番採用の根拠」がようやく整いましたね)
Gemini 3 Flashが高性能・中コストのポジションとすれば、Flash-LiteはGemini 3シリーズの「量産・コスト最適化」担当です。用途に応じてProとFlash-Liteを使い分けることで、API費用をコントロールしながら大規模なアジェンティックパイプラインを組めるようになります。
💡 活用アイデア: 大量のドキュメント分類・要約・ルーティングなど、コスト重視のバッチ処理に最適です。Power Automateのフローから繰り返しAPIを呼び出すシナリオでも、コストを抑えながら高速に処理できます。
今週の所感
今週は件数こそ2本ですが、どちらも「すぐに動くべき理由」を含む内容でした。
Gemini Enterprise Agent Platformへのリブランドは、名前の話で終わりません。Vertex AI SDK生成AIモジュールの削除期限の6月24日が迫っています。「うちはSDKを直接使っていない」という方も、利用しているライブラリや自動化ツールがVertex AI SDKに依存していないかを確認しておく価値があります。
gemini-3.1-flash-lite のGA化は、Power Platform・M365ユーザーにとって純粋に前向きなニュースです。安価で高速な軽量モデルが正式版になったことで、繰り返し処理・分類・ルーティング用途での本番採用が現実的な選択肢になりました。(Gemini 3 ProとFlash-Liteの組み合わせで、コストと品質のバランスを最適化できる設計が組みやすくなってきました)
ちょっと宣伝
Geminiですが単体で契約することもできますがGoogle Workspaceとの連携をするとさらに便利に利用できます。
まだGoogle Workspaceを利用したことが無い、興味あるけど契約を迷っているという方はこの機に個人検証環境を構築してみてはどうでしょうか?
過去記事でGoogle Workspace環境の初期構築手順をまとめてますのでこちらも是非見てみてください。
Google Workspace Business Standard 導入手順|個人開発者が検証環境を作る全プロセス
また記事内にもありますがライセンス購入する際に下記紹介リンク経由で申し込むと10%OFFになりますのでよかったら使ってください!
それでは皆さん、良い業務ハックライフを!


コメント