【週次まとめ】Gemini アップデート(2026年7月29日〜8月5日)

Gemini
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みなさん、こんにちは!業務ハックLabの「よう」です。8月に入って、朝からセミの声で起こされる季節になりましたね。今週のGeminiアップデートは、ロボティクス向けモデルの世代交代と、エージェント基盤の主要機能が一斉にGAへ到達した2本立てでした。

📅 2026年08月05日時点の情報です。

本記事はアップデート情報をAIを活用して収集・整理しています

📌 今週の要点(TL;DR)

  • Gemini API: Gemini Robotics ER 2 がプレビュー公開。入力131,072トークン対応で、Live API連携のストリーミング版も同時提供。
  • Gemini API: gemini-robotics-er-1.6-preview が2026年8月31日にシャットダウン。移行はモデルIDの差し替えのみ。
  • Gemini Enterprise Agent Platform: Agent Runtime と Agent Memory Bank がGA。エージェントが最大7日間の連続実行に対応。
  • Gemini Enterprise Agent Platform: Agent Identity / Gateway / Registry がGA。エージェントに人と同じID・権限管理を適用可能に。
  • Gemini Enterprise: データコネクタがエンドツーエンドのtracingに対応。プロンプトから外部APIまで追跡可能に。

⚡ 注目:Gemini Robotics ER 2(新規)

Googleが実体化推論(embodied reasoning)モデルの最新版「Gemini Robotics ER 2」をプレビュー提供開始しました。標準版の gemini-robotics-er-2-preview は Gemini 3.5 Flash をベースに、空間推論、動画のmoment finding・進捗分類、マルチロボットのオーケストレーション、マルチステップのツール利用を強化しています。

  • リリース状態: Preview
  • 公開時期: 2026年7月
  • ドキュメント最終更新日: 2026-07-30 UTC
  • 提供経路: Gemini API(Google AI Studioで試用可能)
  • 標準版の主な数値仕様: 入力131,072トークン / 出力65,536トークン、入力はテキスト・画像・動画・音声、出力はテキスト
  • 参考: Gemini Robotics ER

今回のポイントは、用途の異なるエンドポイントが2つ用意されたことです。標準版に加えて、Live API経由の双方向ストリーミングに最適化された gemini-robotics-er-2-streaming-preview が用意され、連続的な音声・映像入力を低レイテンシで処理できます。ただし両者は機能が同じではなく、ストリーミング版はCaching・Code execution・Structured outputsに非対応です。(この「同じモデルファミリーなのに対応機能が違う」パターン、実装してから気づくと本当に痛いので、僕は先に対応表を確認する派です)

💡 活用アイデア: ロボットを持っていなくても、動画から「どの瞬間に何が起きたか」を特定するmoment findingや進捗分類は、作業手順動画のチェックや設備の点検映像の確認にそのまま応用できそうです。


⚡ 注目:Gemini Robotics ER 1.6 Preview のシャットダウン予告(新規)

gemini-robotics-er-1.6-preview は2026年8月末にシャットダウンされます。移行はAPI呼び出しのモデルIDを gemini-robotics-er-2-preview または gemini-robotics-er-2-streaming-preview に置き換えるよう、公式に案内されています。

  • リリース状態: シャットダウン予告
  • 案内時期: 2026年7月時点で確認
  • 対象: Gemini API
  • 主な日程: 2026年8月末にシャットダウン
  • 参考: Gemini Robotics ER

モデルIDの変更自体はシンプルですが、期限まで1か月を切っている点は要注意です。また、移行先となる標準版とストリーミング版では対応機能が異なるため、利用中の機能が移行先でも使えるか確認しておく必要があります。(プレビュー版のライフサイクルの短さ、頭では分かっていても毎回びっくりしますよね)

💡 活用アイデア: プレビュー版モデルを業務システムに組み込むなら、モデルIDはコードに直書きせず設定値として外に出しておきましょう。今回のようにモデルIDの変更が中心となる移行なら、設定変更だけで対応できる範囲を広げられます。


⚡ 注目:Agent Runtime と Agent Memory Bank の一般提供(新規)

Gemini Enterprise Agent Platform の Agent Runtime と Agent Memory Bank が一般提供(GA)に到達しました。Agent Runtime は最大7日間連続で実行できるエージェントを構築でき、Agent Memory Bank は構造化スキーマにもとづいて会話コンテキストを自動抽出・維持します。

  • リリース状態: GA
  • リリース日: 2026-07-30(米国時間7月29日公開)
  • 対象プラン: Gemini Enterprise Agent Platform
  • 主な数値仕様: エージェントの連続実行 最大7日間
  • 参考: What’s new in Gemini Enterprise Agent Platform

「最大7日間」という数字が、この発表の肝だと思っています。週単位の営業シーケンスの実行や、多段階のオンボーディング処理のように、何日もかかる業務プロセスを丸ごと任せられる前提の設計になったということですから。Agent Memory Bank 側は、ユーザーの嗜好・過去の意思決定・取引履歴といった情報を保持し、長時間のタスクでも文脈を失わずに再開できるようにする役割です。(「エージェントが忘れる問題」に正面から製品を当ててきたな、という印象です)

💡 活用アイデア: 数日にまたがる社内申請のフォローアップなど、これまで「人がリマインドする」で回していた業務が委任の対象になります。Power Automate で承認待ちを待機させている処理と役割が近いので、どちらに寄せるかは判断のしどころですね。


⚡ 注目:Agent Identity / Agent Gateway / Agent Registry の一般提供(新規)

Gemini Enterprise Agent Platform の Agent Runtime と Agent Memory Bank が一般提供(GA)に到達しました。Agent Runtime は最大7日間連続で実行できるエージェントを構築でき、Agent Memory Bank は構造化スキーマにもとづいて重要な会話コンテキストを自動抽出・維持します。

「最大7日間」という数字が、この発表の肝だと思っています。週単位の営業シーケンスの実行や、多段階のオンボーディング処理のように、何日もかかる非同期の業務プロセスを丸ごと任せられる前提の設計になったということですから。Agent Memory Bank 側は、ユーザーの嗜好・過去の意思決定・アカウント履歴といった情報を保持し、長時間のタスクでも文脈を失わずに処理を継続・再開できるよう支える役割です。(「エージェントが忘れる問題」に正面から製品を当ててきたな、という印象です)

💡 活用アイデア: 数日にまたがる社内申請のフォローアップなど、これまで「人がリマインドする」で回していた業務も委任の対象になります。Power Automate で承認待ちを待機させている処理と役割が近い部分もあるので、決定的なワークフローとして組むか、エージェントに判断を委ねるかは判断のしどころですね。


Agent Evaluation と Agent Observability の一般提供(新規)

エージェントの評価と可観測性を担う Agent Evaluation と Agent Observability が一般提供(GA)になりました。Agent Evaluation は本番環境のエージェント性能を継続的に監視し、オンライン評価モニターで性能劣化や挙動のドリフトを検知します。

  • リリース状態: GA
  • リリース日: 2026-07-30
  • 対象サービス: Gemini Enterprise Agent Platform
  • 主な仕様: 評価方法・指標の選択肢は、ビルトイン / カスタムPython / LLM-as-a-judge / adaptive rubrics の4種類
  • 参考: What’s new in Gemini Enterprise Agent Platform

Agent Observability のほうは、推論過程・ツール利用・実行性能をエンドツーエンドでトレースし、リアルタイムのダッシュボードで可視化します。「何をしたか」を見るのがObservability、「それが良かったか」を判定するのがEvaluation、という分担です。開発時と本番稼働後で同じ評価基盤を使えるため、リリース前後で評価基準が分断されにくい点もポイントです。

💡 活用アイデア: エージェントを本番投入したあとの「なんとなく精度が落ちた気がする」を、数値で扱えるようになります。性能劣化や挙動の変化を継続的に検知できるので、プロンプト、モデル、ツール構成のどこを見直すべきか判断しやすくなりそうです。


データコネクタのエンドツーエンドtracing対応(新規)

Gemini Enterpriseで、データコネクタのワークフロー全体にトレースが拡張されました。エージェントオーケストレーション層でのツール実行を表す execute_tool と、コネクタ実行層でのリクエスト処理と実行を表す invoke_connector の2つのトレーススパンが追加されています。

これにより、アシスタントへのプロンプトからサードパーティAPIまでの親子関係をエンドツーエンドで追えるようになりました。Trace Explorerではサービス名やスパン名での検索・フィルタリングに加え、gemini_enterprise.assist_token 属性を使ったターン単位の検索や、W3CトレースIDによるトレースの特定にも対応しています。

💡 活用アイデア: 「アシスタントが外部システムの情報を返してくれない」という問い合わせが来たとき、オーケストレーション層とコネクタ実行層のどちらで止まっているのかを切り分けられます。


今週の所感

今週のGeminiは、派手な新モデルよりも「エージェントを本番で運用するための足回り」が一気に揃った週でした。Agent Runtime・Memory Bank・Identity・Gateway・Registry・Evaluation・Observabilityが一斉に一般提供されたのは、Googleが「PoCはもう十分、次は運用フェーズ」と宣言したに等しいと思っています。

業務ハック目線で面白いのは、個々の機能よりも揃った機能の並び方です。実行基盤・記憶・ID・関所・台帳・評価・監視。これ、そのまま「業務システムを本番運用するときに必要なもの」の一覧なんですよね。(逆に言えば、これらを用意せずにエージェントだけ増やしていくと確実に詰む、というメッセージでもあります)

Gemini Robotics ER 2のほうは直接触る方は少ないと思いますが、動画の進捗理解のような機能は、ロボットと関係のない現場の映像チェックにも効いてきます。プレビュー版の退役サイクルが早い点も含めて、頭の片隅に置いておくとよさそうです。

それでは皆さん、良い業務ハックライフを~

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