みなさん、こんにちは!業務ハックLabの「よう」です。7月も終盤に差し掛かり、暑さもいよいよ本格的になってきましたね。今週のGeminiは、新モデルの登場から製品名の変更まで、動きの多い一週間でした。
📅 2026年7月29日時点の情報です。
本記事はアップデート情報をAIを活用して収集・整理しています
📌 今週の要点(TL;DR)
- Gemini: Gemini 3.6 Flashが登場。3.5 Flash比で出力トークン数を約17%削減しつつ性能向上、API/アプリ/Enterprise全系統で即日提供開始。
- Gemini:「Gemini Notebook」にノートブック内でコードを実行できる新機能が追加。
- Gemini: Gemini Enterprise Agent PlatformのMemory Bankに「メモリプロファイル」機能が利用可能に。
- Gemini: Gemini Enterpriseアプリで8月4日にGemini 3.5 Flashがグローバルリージョンから提供終了予定。
⚡ 注目: 今週最大のニュースは、Gemini 3.6 Flashをはじめとする3モデルの同時リリースです。あわせてNotebookLMの改称という大きな動きもありました。
Gemini 3.6 Flash・Gemini 3.5 Flash-Lite・Gemini 3.5 Flash Cyber 同時リリース(新規)
Googleは2026年7月21日、新しいワークホースモデル「Gemini 3.6 Flash」と、コスト効率重視の「Gemini 3.5 Flash-Lite」の提供を開始し、セキュリティ特化の「Gemini 3.5 Flash Cyber」を発表しました。なお3.5 Flash Cyberは同日時点で一般提供されておらず、限定パイロットとして近日提供予定です。
- リリース日: 2026-07-21
- 対象サービス: Gemini API(Google AI Studio・Android Studio)、Geminiアプリ、Gemini Enterprise Agent Platform。加えて、3.6 FlashはGemini EnterpriseアプリとGoogle Antigravityでも利用可能です。3.5 Flash-LiteはGoogle検索にも順次展開されます。
- 主な数値仕様: 3.6 Flashの価格は入力$1.50/出力$7.50、3.5 Flash-Liteは入力$0.30/出力$2.50(いずれも100万トークンあたり)。Artificial Analysis Indexでは、3.6 Flashは3.5 Flashと比較して出力トークン消費量を約17%削減。3.5 Flash-Liteは毎秒350出力トークンを記録しています。
- 参考: Introducing Gemini 3.6 Flash, 3.5 Flash-Lite, and 3.5 Flash Cyber
Gemini 3.6 Flashは複数ステップのワークフローをより少ないトークン・少ない推論ステップ数やツール呼び出し回数でこなせるように改善されており、コーディングや知識タスク、マルチモーダル処理のベンチマークも軒並み向上しているとのことです。(正直、Flashクラスでここまで欲張ってくるとは思っていませんでした)なお上位モデルのGemini 3.5 Proは今回見送られ、現在もパートナーとテスト中とアナウンスされています。Gemini 3.5 Flash Cyberは脆弱性検出・修正に特化したモデルで、当面はCodeMender経由で、政府機関や信頼済みパートナー限定のパイロット提供にとどまります。
💡 活用アイデア: 既存のAPI連携をGemini 3.5 Flashで組んでいる場合、コスト削減やトークン効率向上、品質改善を狙って3.6 Flashへの切り替えを検討する価値があります。Power AutomateのHTTPアクションやカスタムコネクタ経由でGemini APIを呼び出している構成でも、モデルIDの差し替えを中心とした比較的軽微な変更で恩恵を受けられる可能性があります。ただし、レスポンス形式や推論設定、ツール呼び出し、レイテンシなどに差が出る可能性があるため、本番切り替え前の回帰テストは必要です。
Gemini Notebook(旧NotebookLM)、ノートブック内でコードを実行できる新機能を追加(更新)
先週の記事で「NotebookLM」から「Gemini Notebook」への名称変更をお伝えしましたが、あらためて公式発表を確認したところ、同じタイミングでノートブック内で直接コードを実行できる「セキュアなクラウドコンピュータ」機能が追加されていたことがわかりました。
- リリース状態: 段階的ロールアウト中(初期対象には提供開始済み)
- 発表・初期提供開始日: 2026-07-16(名称変更と同時発表)
- 対象プラン: Google AI Ultra、AI Ultra AccessまたはAI Expanded Accessを持つWorkspace Businessアカウントから、Web版のProユーザーへ順次展開
- 参考: NotebookLM is now Gemini Notebook
前回は名称・ロゴの変更とリダイレクト対応が中心のご紹介でしたが、実はそれと同時にこの新機能も発表されていました。(先週の記事では触れられなかった部分なので、今回あらためてご紹介します)アップロードしたデータをノートブック内でその場でコード処理し、簡易的な集計やデータ分析まで完結できるようになる見込みです。
💡 活用アイデア: 社内データをGemini Notebookに集約している場合、これまで別ツールで行っていた簡易的なデータ加工をノートブック内で完結できる可能性があります。M365環境からエクスポートしたExcelやCSVデータの下処理などにも活用できそうです。
Memory Bankに「メモリプロファイル」機能を追加(新規)
Gemini Enterprise Agent PlatformのMemory Bankにおいて、会話履歴やイベントから抽出した情報を、固定スキーマに沿った構造化データとして自動生成・更新する「メモリプロファイル」機能が利用可能になっています。
- リリース状態: 提供中。ただし、GAやPreviewなどの正式な公開ステータスは要確認
- リリース日: 2026年7月時点で確認(ドキュメント最終更新日: 2026-07-30 UTC)
- 対象サービス: Gemini Enterprise Agent PlatformのMemory Bank
- 参考: メモリ プロファイル
この機能により、エージェントはユーザーの技術スタックや設定などをスキーマに沿った一貫した形式で保持し、セッション中に高コストな検索処理を挟むことなく、最新情報へ低レイテンシでアクセスできるようになります。新しい情報が取り込まれると、LLMがスキーマに適合する情報を抽出し、必要に応じて既存のフィールドへ統合します。
💡 活用アイデア: カスタマーサポートエージェントなど、「ユーザーごとに変化する情報を素早く参照したい」用途で有効です。Copilot Studioのエンティティメモリに近い発想の機能と考えられるため、長期記憶やパーソナライズ機能を検討する際の比較材料になりそうです。
Gemini EnterpriseアプリでGemini 3.5 Flashのグローバルリージョンからの提供終了を予告(更新)
Gemini Enterpriseアプリにおいて、2026年8月4日をもってグローバルリージョンからGemini 3.5 Flashモデルが削除されることが公式リリースノートで告知されました。あわせて、後継候補となるGemini 3.6 Flashのグローバルリージョンでの提供も開始されています。
- リリース状態: 提供終了予告
- リリース日: 2026-07-21
- 提供終了日: 2026-08-04
- 対象プラン: Gemini Enterpriseアプリ(グローバルリージョン)
- 参考: Gemini Enterprise release notes
対象はGemini Enterpriseアプリのグローバルリージョンで、今回の削除告知ではUS・EUマルチリージョンについては言及されていません。Gemini 3.6 Flashをアプリ内で利用するには、管理者が機能トグルを有効にする必要があります。また、3.6 FlashはAgent Designerのワークフローエージェントでも利用できますが、反映には最大1日かかる場合があります。
💡 活用アイデア: Gemini Enterprise管理者は、8月4日までにGemini EnterpriseアプリやAgent Designerの構成でGemini 3.5 Flashを利用していないか確認しておくと安心です。特にFlash系モデルを前提に設計している場合は、Gemini 3.6 Flashの機能トグルを有効化したうえで、既存プロンプトやワークフローの動作、出力品質、レイテンシなどの移行検証を早めに進めておくとよさそうです。
今週の所感
今週は、Gemini 3.6 Flashという実務に直結するモデル更新を筆頭に、GoogleのAIエージェント基盤が一段と前進した週でした。特にGemini 3.6 Flashのコスト効率やトークン効率の改善は、API連携でGeminiを利用している方にとって見逃せないアップデートです。(毎回思うのですが、Flashクラスのモデルがここまで進化するペースには驚かされますね)
また、先週お伝えしたNotebookLMから「Gemini Notebook」への名称変更についても、今回は単なるブランド変更にとどまらず、ノートブック内でのコード実行やGeminiアプリとの連携など、実務面での機能強化が見えてきました。
さらに、Memory Bankのメモリプロファイル機能や、Gemini EnterpriseアプリのグローバルリージョンにおけるGemini 3.5 Flashの提供終了予告など、エンタープライズ向け機能の成熟やモデルの世代交代も進んでいます。Googleが単に新しいモデルを投入するだけでなく、AIエージェントを継続的に運用し、業務で活用するためのプラットフォーム全体を着実に整備している印象を受けました。
それでは皆さん、良い業務ハックライフを~


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